抗がん剤・放射線治療と食事のくふう

症状と対策

胃の不快感

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症状

胃のむかつき/胸やけ/胸のつかえ感/胃が重い/胃が焼けるように痛む

原因

抗がん剤治療

抗がん剤が、胃の粘膜細胞を刺激したり、胃液の分泌を悪くしたり、胃の運動を障害するために起こる。

放射線治療

症状の原因となる放射線照射の部位と範囲

  • 胸部と縦隔
  • 腹部と骨盤

胃の内壁細胞がダメージを受けるため。

症状をおさえるためのくふう

胃の不快感

  • 消化がよく、やわらかいものを選ぶ。
  • 一度にたくさん食べず、数回に分けて食べる。
  • 刺激の強い食品を控える。
  • 抗がん剤使用前に制吐剤で予防する。

症状が現れたときの対策

  • 胃の粘膜細胞の再生に必要な良質たんぱく質食品を積極的にとる。
  • よくかんでゆっくりと食べるように心がける。
  • 食後30分、横にならずにすわって休む。
  • 症状に応じて薬剤の投与を受ける。
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