抗がん剤・放射線治療と食事のくふう
症状と対策
白血球減少
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白血球が減少すると免疫力が落ち感染症にかかりやすくなる
原因
抗がん剤治療
抗がん剤により、骨髄の造血機能がダメージを受け、白血球が作られなくなるため。白血球以外の血液成分、血小板や赤血球も減少する。
放射線治療
症状の原因となる放射線照射の部位と範囲
- 広範囲・多量
- 腹部と骨盤
放射線により骨髄の造血組織が損傷を受け、白血球などの血液成分の生産が滞るため。
症状をおさえるためのくふう
白血球減少
- 治療開始前にワクチンを投与したり、感染の源となる虫歯、歯周病、皮膚炎などを治療しておく。
- 感染症を防ぐために人ごみを避ける。日常生活でも、手洗い、うがいなど、衛生管理に注意する。
- 生水、なま物を控えて、充分に加熱したものを食べる。
症状が現れたときの対策
- 症状が悪化するときは治療を中止する。
- 感染症が疑われるときは抗生物質などを投与する。
- 必要に応じて白血球を増やす薬剤を投与する。