抗がん剤・放射線治療と食事のくふう

症状と対策

摂食困難(開口咀嚼障害)

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症状

口があけにくい/食べかすでのどが痛くなったりせき込んだりする/かたいものが食べにくい

原因

抗がん剤治療

口内炎がひどくなって、開口障害が起こることがある。

放射線治療

症状の原因となる放射線照射の部位と範囲

  • 頭部と頸部

頭部と頸部への照射が口腔や咽頭に炎症を起こし、かんだり、飲み込んだりする働きを悪くして、開口障害を起こす。痛みが原因になることもある。

症状をおさえるためのくふう

摂食困難(開口咀嚼障害)

  • 口内炎に有効な軟こうを利用する。
  • 歯みがきやうがいを励行して、口の中を清潔に保つ。
  • 低刺激性の歯ブラシや歯みがき粉を用いた口腔ケアを行う。

症状が現れたときの対策

  • 食品を小さく刻み、飲み込みやすいよう、水けを多めに、やわらかく調理する。
  • 必要に応じて、ゼラチン、寒天、とろみ剤などでとろみをつけて、むせないようにする。
  • 塩やしょうゆでの刺激を避ける。
  • 症状が悪化している場合、医療スタッフによる口腔ケアを受ける。
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