がんの脳への転移と
日常生活
転移性脳腫瘍(てんいせいのうしゅよう)の診断と治療
治療法
手術
手術は、確実に病巣をとることができ、症状が早期に改善される治療法です。一方で、患者さんの体の負担が大きい治療法でもあります。下に一般的な手術適応について示しましたが、がんが発生した部位(脳幹など)によっては、手術ができない場合もあります。また、手術が行われた場合でも手術のみでは再発が起こりやすいので、放射線治療と組み合わせて行われることが一般的です。なお、小脳への転移は、特に治療を急ぐことがあります。
脳転移の手術適応
- がんの大きさが直径3㎝以上で、がんによる神経症状が強い
- 救命や緊急の機能温存の処置が必要
- がんが手術でとれる場所にある
- 確定診断(病理診断)が必要
- 術後3ヵ月以上の生存が期待できる