がんの脳への転移と
日常生活

がんの脳転移と日常生活

脳転移の影響による症状・障害とその対策

嚥下障害

口の中で噛む⇒のどに送り込む⇒食道の入口に送られる⇒胃に運ばれるといった一連の動作のどこかに障害があり、食物を正しく飲み込むことができない状態です。

「食べにくさ」は食事を楽しめなくするほか、誤嚥(ごえん)を繰り返すことで肺炎の原因になりますので、注意や工夫が必要です。

  • 食べることに意識を集中させましょう
  • 食事の形態や一口サイズを見直しましょう
  • 水分などでむせる場合は、トロミを付けるようにしましょう
  • 「あせらない」、「あせらせない」ようにしましょう
  • 姿勢を正しく保持できるようにしましょう
  • 食べる量が少なくなると、脱水や低栄養が心配です
    適宜、栄養補助食品や機能性食品を利用しても良いでしょう
  • “むせ”に気をつけて、口腔ケアを継続しましょう
嚥下障害があると、むせなくても誤嚥をしている可能性があります。誤嚥性肺炎を予防するためにも口腔ケアは大切です