がんの脳への転移と
日常生活

転移性脳腫瘍(てんいせいのうしゅよう)の診断と治療

診断

患者さんにとって最適な治療法を選択するには、正確な診断が必要です。がんの脳転移の診断には、画像診断(MRI、CT検査)が必須です。それに加え、患者さんの自覚症状(しびれ、頭痛、吐き気など)や神経学的所見(麻痺、失行、失認などの有無、意識状態など)を合わせて総合的に診断されます。

また、脳転移は血行性転移ですので(脳転移のメカニズムを参照)、脳の他にも転移がないかチェックする必要があります。一般的には、首から骨盤までの造影剤を使用したCT検査や血液検査(腫瘍マーカー)などを行います。