がんの脳への転移と
日常生活

がんの脳転移と日常生活

療養生活を支えるしくみ

療養生活を支えるしくみがあります。一部を簡単に紹介しますが、下記以外にも患者さんの状態等によっては利用できる制度がある場合があります。詳細は病院の相談室などにお問い合わせください。

自立支援医療制度(てんかんの医療費助成について)
概要 長期にわたって治療を受ける必要があるてんかん患者さんの医療費負担を軽くし、自立した生活ができるようにする仕組みです
対象 てんかんと診断を受けて、通院治療を続けている方
給付内容 指定された医療機関での外来受診にかかった医療費(公的保険適用分)の9割給付(自己負担が1割)
・指定された医療機関は原則1か所です
・所得に応じて医療費負担の上限額が決められています
・てんかんと関係のない病気の治療費(がんの治療費など)は対象になりません
相談窓口 住居地の市区町村役場の担当課、病院の相談室
公的介護保険制度
概要 介護や支援が必要になった時に、適切なサービスを受け、自立した生活ができるようにするしくみです。利用者負担は1~3割*です(*2~3割:65歳以上で一定基準以上の所得の方)
対象 ①65歳以上の方で、病名に関わらず介護が必要な方
②40歳以上64歳以下の医療保険加入者の方で、介護が必要かつ16種類の特定疾病の方
給付内容 訪問介護等の居宅系サービス、施設系サービス
福祉用具の貸与、福祉用具購入費の支給(年間10万円)
住宅改修費の支給(原則一人につき20万円以内)
相談窓口 住居地の市区町村役場の介護保険担当課、病院の相談室
地域包括支援センター

※この情報は、2024年5月現在のものです。制度が変更になると内容も異なりますので、その都度確認して下さい

社会福祉協議会の車いす貸出事業
概要 病気、高齢、けがなどで“一時的に”車いすが必要になった時に、無料もしくは安価でレンタルができます。費用や貸出期間は市町村によって異なります
相談窓口 居住地の社会福祉協議会
福祉用具の一般販売・レンタル
概要 介護保険の対象外の方でも、福祉用具の販売・レンタル業者で福祉用具の購入や有料レンタルができます。なお、福祉用具の種類によっては、レンタルができないものもあります(シャワーチェアなど)
相談窓口 福祉用具販売・レンタル業者、病院の相談室など