抗がん剤治療と皮膚障害
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一般的なケア
スキンケアの継続が大切です
皮膚の保清(ほせい)・保湿・保護
「保清」とは清潔を保つことで、「保湿」は皮膚に潤いを与えることです。「保護」とは紫外線などの刺激を避ける、体に傷をつくらないなど、皮膚に負担をかけないようにするという意味です。
それでは、それぞれのポイントと日常生活行動に当てはめて説明しましょう。
保清のポイント・・・皮膚は清潔に
- 皮膚が汚れたら洗いましょう
- 石鹸は低刺激性(添加物が少ない、弱酸性)のものを使用します
- 石鹸はよく泡立てましょう
- 石鹸を泡立てる前には手を洗いましょう
- 泡は手のひらいっぱいに作ります
- 逆さにしても泡が垂れないような硬さが必要です
- 泡状で出てくるポンプ式の石鹸を利用してもよいでしょう
- 流水で丁寧に洗い流しましょう
保湿のポイント・・・・皮膚を乾燥させない
- 保湿ケアに使用するローションやクリームは香料や添加物が少なく、アルコール成分が入っていないものを選び、たっぷり塗りましょう
- 手洗いや入浴後は水分の押さえ拭きを行い、皮膚がしっとりしているうちに保湿ケアをしましょう。保湿剤を使用したら手袋や靴下で皮膚を保護するとよりよいでしょう
- 熱いお湯(40度以上)の使用は避けましょう。
保護のポイント・・・皮膚への負担はなるべく避ける
- 皮膚の刺激となる例を少し挙げます。以下のような刺激を避けるようにしましょう。
紫外線/ ケガ、虫刺され/ 不潔な状態でいること/ 摩擦/ 締め付けること(継続して圧迫すること)/ 喫煙/ など
次に、日常生活行動に当てはめてご説明します。