抗がん剤の種類には、細胞障害性の抗がん剤、分子標的型の抗がん剤、免疫チェックポイント阻害薬(免疫療法)、ホルモン療法薬などがあります。抗がん剤が原因で起こる皮膚障害は、薬によって出現しやすい症状があります。また、患者さんの体の状態や薬の投与量によって、症状の程度や頻度が異なりますので、個人差があります。ここでは、抗がん剤の種類ごとに、皮膚障害の症状と原因などについて述べていきます。