「乳房再建」とは

乳がん治療の手術によって変形した乳房の整容や失った乳房を作り直すことを意味します。

乳房再建術を受ける意義

乳房の変形の悩みからの解放、「乳房を失ってしまった」という喪失感の緩和やパッドを入れる煩わしさからの解放などにつながります。
ゆえに、「乳房再建」は患者さんのよりよい生活を取り戻すための希望と言えるでしょう。

再建術は、良いことも悪いこともあります

再建手術を受けられた後に「こんなはずじゃなかった」とお話しされる患者さんもいらっしゃいます。乳房再建を考える中では、良い事だけではなく、「術後ケア」や「失った乳房そのものを完全に取り戻せるわけではない」という意識をもつことも必要です。

乳房再建術を行う診療科

乳房再建術は形成外科医が行うことが多いので、がんの治療を受けられても形成外科の専門医がいない病院では、乳房再建を受けられないことがあります。

患者さんの意思が重要です

乳房再建を受けるかどうかは患者さん自身の選択になります。これは、乳がんの治療と同時に乳房再建についても考えなくてはならないことを意味しますので、なかなか判断できないこともあると思います。

• 乳房再建に関して正しい知識を持つようにしましょう。
• 一人で悩まないで、乳腺外科や形成外科の医師、看護師など専門の医療従事者に相談してみましょう。