抗がん剤治療における骨髄抑制と
感染症対策

感染症とワクチン(予防接種)
感染症の悪化を予防するために

がん患者さんが起こしやすい感染症

インフルエンザ、かぜ、胃腸炎、膀胱炎など、日常よく耳にする感染症の他に患者さんの体に点滴や排液のための管などが挿入されている場合、挿入されている部位やその管を介して細菌などが侵入し、感染症が引き起こされることもあります。管が入っている所に発赤や痛みがないか、排液の色がいつもに比べて濁っていないか等の観察と清潔にするといった適切な管理が必要です。管類の管理方法は医療者から指導があるので、しっかりマスターしましょう。また一人で管理するのが難しい場合は、家族や地域の訪問看護や往診してくれる診療所にヘルプをお願いするのもよいでしょう。