放射線治療と 脱毛

ウィッグ(かつら)の活用と選び方

まゆ毛やまつ毛のカバー術

まゆ毛やまつ毛がないと人相がだいぶ変わってしまうものです。
まゆは、まゆ墨でまゆ毛を描くことで、カバーすることができます。また、まつ毛は、付けまつ毛をつけたり、アイラインを入れたりすることなどで、カバーできます。
治療前に自分の顔を写真に撮っておくと、参考になります。
普段お化粧に慣れていない男性でも必要になることがあるかもしれませんので、習得しておくとよいでしょう。
ただし、顔の皮膚に炎症がある時期は、まゆ毛を描いたりアイラインを入れたり、付けまつ毛を付けることはできませんので、帽子やサングラスなどでカバーしましょう。

①まゆ毛のカバー術

一般的なまゆ毛の描き方を紹介します。
いろいろ試しながら、自分に似合うラインをみつけましょう。

点線は、手でさわるとわかる、
顔の骨のラインを表しています。

< 描き方 >

  • まゆ頭、まゆ山、まゆ尻の位置を決めます。

  • まゆ頭の1 ㎝ほど外側のところから描き始め、まゆ山まで筆を進めます。

  • そのまま、まゆ尻まで筆を進めます。

  • ②の描き始めたところから、まゆ頭までを描きたします。



まゆ毛を描く時のポイント

  • まゆ頭は、目頭の真上に上がったラインと点線が交わったところからやや内側になります。
  • まゆ山は、黒目の外端の真上に上がったラインと点線が交わったところからやや上になります。
  • まゆ尻は、小鼻と目尻を結んだ延長線上です。高さがまゆ頭よりも下にならないようにし、耳の付け根に向かう角度で描くと自然です。
  • 男性は、太めで直線的なラインにしましょう。
  • 女性は、パウダータイプのアイブロウを使うと自然に仕上がります。
  • アイブローコートを使用すれば、描いたまゆ毛が汗などで消えるのを防ぐことができます。使用する時は念のため、医療者に相談してください。

プリントアウトしてご利用いただける説明書をご用意しました

ダウンロードする

【MRI検査とまゆ毛・まつ毛などのカバー術について 】

MRI検査を受ける場合は、金属製の装飾品などは外す必要があります。外見のカバーで活用するタトゥー(シール)、付けまつ毛やアイライン、マスカラ、アイシャドウなどの化粧品の中にも金属成分が含まれているものもありますので、注意が必要です。
詳しくは検査スタッフなどにご相談ください。