放射線治療と 脱毛

ウィッグ(かつら)の活用と選び方

ウィッグ(かつら)の活用と選び方

⑤毛質の違いと特徴

ウィッグ(かつら)の毛質には人工毛(合成繊維)、混合毛、人毛があります。それぞれの特徴を把握して選びましょう。

人工毛(合成繊維)

アクリル系またはポリエステル、ポリアミドなどで作られていて、人毛よりも軽くできています。
素材によっては耐熱性のものもありますが、摩擦や静電気に弱いので、後からパーマやカラーの変更はできません。また、てかり感があります。

混合毛

人毛と人工毛(合成繊維)をミックスして作られており、形はくずれにくいのですが、後からパーマやカラーの変更はできません。
また、人毛部分が色あせすることがあります。

人毛

特殊加工した人の毛髪です。ドライヤーでセットしたり、パーマやカラーを変更したりすることもできます。
自然な質感を楽しめますが、色あせや枝毛などのダメージを受けることがあります。ただし、色あせにはカラーを施せますが、回数には制限があります。

人工毛(合成繊維) 人毛
軽い
△摩擦や静電気に弱い
△熱に弱い素材もある
△後からパーマやカラーの変更はできない
自然な質感
後からパーマやカラーの変更ができる
△色あせや枝毛になる
△においがつきやすい