脱毛について

抗がん剤治療による脱毛の程度は、抗がん剤の種類や使用量、薬の組み合わせ、患者さんのからだの状況などで異なり、一律なものではありません。
また、脱毛という言葉からは髪の毛だけがイメージされやすいのですが、抗がん剤の種類や使用量などによっては、まゆ毛やまつ毛、陰毛など、全身の体毛に影響する場合もあります。

残念ながら、現在のところ抗がん剤による脱毛を防ぐ有効な方法は確立されていません。けれども抗がん剤の副作用は一時的なものなので、治療が終わって6か月くらい（早い人では2～4か月くらい）経過するとまた生えてきます。
治療前に予想される脱毛の程度を確認し、自分にできる準備をすることで、不安をやわらげる助けになります。