抗がん剤治療と 脱毛

はじめに

抗がん剤治療による脱毛は、目に見えてわかる、とてもつらい副作用です。ところが周りからは「命にかかわることではないよ」と、つらさがわかってもらえず、さらにこころが傷つけられてしまうこともあります。

通常、抗がん剤治療は何度か繰り返して行うので、治療をしている期間は、脱毛が続くことになります。患者さんの中には、脱毛することで、「自分自身が変わってしまうのではないか」と不安に感じる方もいらっしゃいます。また、女性だけでなく、脱毛をがまんしてしまう男性の方も多くみられます。つらい治療の期間を上手に乗り越えるためには、“治療がすべて終了すればまた生えてくる”と気持ちを切り替えて生活することが大切です。
ひとりで悩まないでください。
体験者の話を聞いたり、身近な医療者や相談支援センターに話したりしてみましょう。

このコンテンツは、抗がん剤治療が体毛(髪の毛、まゆ毛、まつ毛、陰毛など)に及ぼす影響とその対応のヒントをまとめました。「いつ」「どのような」行動を起こせば、自分のからだを守りながら、つらい治療の時期を乗り越えることができるか、イメージしていただければ幸いです。

このコンテンツは、静岡県立静岡がんセンター発行の冊子「抗がん剤治療と脱毛(2024年11月第7版6刷発行)」を基に制作したものです。

監修・制作:静岡県立静岡がんセンター

名誉総長 山口 建
皮膚科医師 清原 祥夫
皮膚科部長 吉川 周佐
薬剤部参事 篠 道弘
がん化学療法看護認定看護師 根上 リサ
疾病管理センター 健康教育・研修担当看護師 廣瀬 弥生
疾病管理センター 健康教育・研修担当看護師 小泉 聡美
疾病管理センター 健康教育・研修担当看護師 篠田 亜由美
疾病管理センター 阿多 詩子
疾病管理センター 齋藤 良恵

協力

美容室 こもれび
フェイスカウンセラー 吉川智美

制作

株式会社 協和企画

提供

大鵬薬品工業株式会社

問い合わせについて

内容に関するお問い合わせ

静岡県立静岡がんセンター 疾病管理センター
電話:055(989)5222

ウェブサイトに関するお問い合わせ先

大鵬薬品工業株式会社
電話:03(3294)4527