副菜[サラダ]
野菜一つでシンプルサラダ これも冷蔵庫でしばらく冷やしておくと、きゅうりがしんなりし、ヨーグルトの酸味がまろやかになって、食べやすくなります。
きゅうりは皮をしま目にむいて薄い輪切りにし、器に盛る。プレーンヨーグルト50gにマヨネーズとこぶ茶各小さじ1/2を混ぜ合わせてかけ、冷蔵庫で15分ほど冷やしてから食卓へ出す。
きゅうりが食べにくい場合は、トマトを使ってもおいしい。白血球減少時はこぶ茶の保存状態に注意し、手作りのヨーグルトは避ける。
どこでもサラダはアメリカ人の功績!?
サラダの語源、ラテン語の「サル」は、塩のこと。アラブ半島の砂漠で遊牧民たちが、アラビア語で「サラータ」と呼ぶチサを生のまま、塩をつけて食べたのがサラダの起源。このチサがヨーロッパに渡ってレタスと呼ばれ、古代ローマ時代、すでに栽培されていたといいます。ただ、当時のサラダは独立した料理ではなく、肉や魚料理の添え物であり、主役は薬草やハーブでした。時代が進んでもそうした状況はあまり変わらず、19世紀まで、ヨーロッパのレストランのメニューには、サラダはほとんど載っていなかったといいます。サラダが独立した野菜料理として世界に広まったのはアメリカ人の仕業とか。生野菜好きの彼らが基地を作った地域に、やわらかく、アクが少ないサラダ菜やレタス、セロリなどの栽培を広め、生食できるよう衛生管理も伝授したのです。もともと主食作物しか栽培していなかったポリネシアやメラネシアの島々に、あるいは野菜を生で食べる習慣のなかった日本にサラダが定着したのも、アメリカ人が地球のどこに行っても生野菜を食べたいと望んだゆえなのです!
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