副菜[サラダ]
野菜一つでシンプルサラダ 酢と油のシンプルなドレッシングが、トマトの甘味を引き立てます。玉ねぎは香りを移すだけで、残しても。
トマトは横に7~8mm厚さに切る。玉ねぎはごく薄く切って水にさらし、水けをふいてトマトと交互に重ねて器に盛る。市販品、または酢と油を1対2の割合で合わせて塩とこしょうを混ぜたドレッシングをかけ、冷蔵庫で冷やす。あればバジルを添えて盛る。
口内炎にトマトやドレッシングがしみる。胃腸に刺激を与えたくない場合は玉ねぎを除いても。白血球減少時は衛生に注意して作る。
どこでもサラダはアメリカ人の功績!?
サラダの語源、ラテン語の「サル」は、塩のこと。アラブ半島の砂漠で遊牧民たちが、アラビア語で「サラータ」と呼ぶチサを生のまま、塩をつけて食べたのがサラダの起源。このチサがヨーロッパに渡ってレタスと呼ばれ、古代ローマ時代、すでに栽培されていたといいます。ただ、当時のサラダは独立した料理ではなく、肉や魚料理の添え物であり、主役は薬草やハーブでした。時代が進んでもそうした状況はあまり変わらず、19世紀まで、ヨーロッパのレストランのメニューには、サラダはほとんど載っていなかったといいます。サラダが独立した野菜料理として世界に広まったのはアメリカ人の仕業とか。生野菜好きの彼らが基地を作った地域に、やわらかく、アクが少ないサラダ菜やレタス、セロリなどの栽培を広め、生食できるよう衛生管理も伝授したのです。もともと主食作物しか栽培していなかったポリネシアやメラネシアの島々に、あるいは野菜を生で食べる習慣のなかった日本にサラダが定着したのも、アメリカ人が地球のどこに行っても生野菜を食べたいと望んだゆえなのです!
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