がん薬物療法の
概要

がん薬物療法の副作用について

がん薬物療法の副作用とは?

患者さんの写真

がん薬物療法の副作用には、脱毛や皮膚の発疹など、外見の変化に関わるもの、手足のしびれや痛み、視力低下など日常生活行動に影響を及ぼすもの、そして、骨髄抑制(こつずいよくせい)や肝機能障害など重症化すると命に関わるものなどがあります。

いずれも患者さんの生活の質(QOL)を低下させます。できるなら起こらない方がよいですが、残念ながら副作用を完全に防ぐことはできません。しかし、過度の心配はいりません。薬物療法を行ってきた経験から、安全に治療していく方法や注意していくポイントなどはわかっていますので、備えることも可能です。早めに対応することができれば、症状が出現した際に程度を軽くすることも可能になるでしょう。そのためには、患者さんも治療を受ける前にどのような副作用が出現する可能性があるのかなど、副作用について正しい知識を身につけることが必要です。

  • 副作用は、使用する薬の種類によって異なります
  • 副作用には、自覚できる症状とできない症状、早期発見・早期対応についてがあります
  • 早期発見、早期対応が大切です
  • 症状の出現する時期は異なります
  • 出現する症状や程度には個人差があります