がん薬物療法の
概要
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- がん薬物療法の概要
- がん薬物療法の副作用について
- がん薬物療法中の排泄物(尿や便)、吐物などの処理について
がん薬物療法の副作用について
がん薬物療法中の排泄物(尿や便)、吐物などの処理について
患者さんの体内に入った抗がん剤は、尿や便の中に排泄され体外にでます。
そのため、患者さんの排泄物(尿や便など)から抗がん剤が検出される可能性もありますので、ここでは排泄物(尿や便など)の処理について、どのようにしたらよいかについて簡単に説明します。ただし、患者さんやご家族が排泄物(尿や便)や吐物などに触れて、何かの悪影響があったという具体的な報告は現在(2023年12月)のところありませんので、過剰に神経質になる必要はないでしょう。
- 予防する期間は、点滴の場合は、投与終了日から2日間で、内服薬の場合は、服用している期間と最後に服用した日から2日間です
- 排泄物(尿や便)や吐物を片付ける時などは、使い捨て手袋などをして直接触れないようにしましょう
- 排泄物(尿や便)や吐物が飛び散った場合は、トイレットペーパーなど、使い捨てできるもので拭き取り、処分しましょう
- 触れた場合は、石けんを使って十分に手を洗いましょう
- 点滴を外した時や排泄物(尿や便)、吐物を片付けた後には、直接触れていなくても、石けんを使って十分に手を洗いましょう
- 男性の患者さんは、排尿する時に洋式便器であれば、座って行うと、尿が便器の周囲に飛び散るのを防げます