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乳がん術後の下着・パッドについて
乳がんの手術後は、傷の位置や大きさ、術後放射線治療を行うかなど、患者さんの体の状態や傷の治り具合により、手術後の経過に合わせて下着やパッドを選択することが必要になります。そのためどの時期に、どのような下着を身につければよいのか、悩まれることでしょう。基本的な考え方は、「手術したところを保護する」、「体のボディーラインを整える」、「体の左右のバランスを整える」ことが大切になります。もちろんこの基本的な考え方は、ライフスタイル、仕事、手術の経過などにより、考える比重は異なってきます。具体的には、手術の傷が治るまでは、「手術したところを保護する」を中心に考える必要があり、外出することを考える頃には「体のボディーラインを整える」こと、そして長い目で見ると「体の左右のバランスを整える」ことが大切になってきます。そのことでさらに「どうしたらよいのだろう」、「専用のものが必要なのか」という悩みを強くしてしまうかもしれません。
手術後は、手術直後のように専用の下着が必要になる時期があります。しかし「経過に合わせた下着やパッドを身につけていく」経過の中には、手術する前に使用していた下着や身の回りにあるものを工夫して代用していくことも可能な場合があります。
本当に専用のものが必要なのか、他のもので代用していくことができるのかを見極めるためにも、術後の経過に合わせた下着・パッドの選び方や身近にある物を工夫していくコツや知識を身につけましょう。